新築物件にエアコン穴を空ける際の注意点

こんにちは、山下電設です。

新築戸建てに配管の穴あけ後、新設エアコンの取付工事をしました。
外の化粧カバーもご希望で綺麗に仕上がりました。

新しく家を建てる時、どのタイミングでエアコンの穴を空ければいいのか、悩みどころですよね…
建設途中でハウスメーカーがエアコン取付用の穴を空ける場合もありますが、完成前にどの部屋のどの位置にエアコンを付けるか決めるのはなかなか難しいかと思います。

そこで、多くの場合は完成後エアコンを取り付ける際に取付業者が穴を空けることが多くなっています。
ですが、この穴あけ工事の時にトラブルが起こることもしばしばあります。

今回は新築物件のエアコン穴空け工事の際、どんなトラブルがあるのか、またその対処法についてお話しますね。

新築物件のエアコン穴空け工事でのトラブル

配管用の穴あけに失敗

新築物件のエアコン穴あけ工事で一番多いトラブルが、壁の中にある柱や筋交いに傷を付けられた、というものです。
筋交いというのは、柱と柱の間に入れて建物を補強する部材で、建物の耐震を強化する効果があります。

そのため、工事業者は建物の図面を見たり、コンセントの内部から壁の中を探ったりして壁内の構造を想像しながら穴あけを行います。
しかし、経験の浅い業者だと十分な調査を行わないまま壁に穴を空けてしまい筋交いや電線を傷つけてしまうということが起こってしまうのです。

このトラブルを防ぐためには、図面を用意する・建設途中の壁の中の写真を撮っておくということが必要になります。

室外機の置き場所によるトラブル

住宅街の中のお家だと、隣のお家との間隔が少ない住宅も多いですよね。
そのため、室外機から放出される風が隣の家に当たってしまい、近隣トラブルになる場合もあります。
室外機を置きたい場所と隣の家が近い場合は、事前に隣人にここに室外機を置いてもいいか確認しておくと安心です。

もし、設置後に注意を受けてしまうと室外機の移動設置工事を行うことになり、余分にお金がかかってしまいますし、場合によってはエアコン室内機の設置場所から変えることになり、また壁に穴を空けなくてはいけなくなります。

見落としがちなところですが、室外機の置き場所が大丈夫か事前に確認しましょう。

エアコンの買い替えのことも考えておく

エアコンの平均寿命は10年程と言われています。
新築を建てたなら、エアコンの買い替えが必要になる時が来ます。

エアコンの新調取付工事でよくあるのが、以前の取付業者が買い替えのことまで考えずに今のエアコンの設置しか考えず穴を空けてしまっているということです。

具体的には、配管用に空けた穴の位置が高すぎる場合。

室内機の設置スペースの問題でどうしても穴を上のほうに空けざるを得ない場合は仕方ありませんが、買い替え時に新しく取り付けるエアコンの既定の穴の位置より穴が高くなってしまうと排水がうまくできないので、穴の拡張工事が必要になってしまい、その分余計に費用がかかってしまいます。

場合によっては新しく穴を空け直さないといけないということもあります。
壁に使わない穴が開いた状態は嫌ですよね。

スペース的に問題がなければ、新築で配管穴を空ける際に買い替えのことも考えて、天井から10cm程あけて設置してほしいと取付業者に依頼しましょう。

弊社では、以上のことも考慮した上での設置・工事を行っています。
お気軽にまずはご相談くださいね。